ふくりび理事長☆赤木と事務局長☆岩岡の活動日記です。


by fukuribi
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日本赤十字豊田看護大学ヘルスプロモーションの授業を担当しました

日本赤十字豊田看護大学のヘルスプロモーションの授業を担当させていただきました。
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まず、「ヘルスプロモーション」とは何ぞや?
という方に、
ヘルスプロモーションとは―
WHO(世界保健機関)が1986年のオタワ憲章において提唱した新しい健康観に基づく21世紀の健康戦略で、「人々が自らの健康とその決定要因をコントロールし、改善することができるようにするプロセス」と定義されています。「すべての人びとがあらゆる生活舞台-労働・学習・余暇そして愛の場-で健康を享受することのできる公正な社会の創造」を健康づくり戦略の目標としています。

目標実現のための活動方法として、以下の5つを掲げており、これらの有機的な連携が具体的な“健康づくり”に発展していくのです。

●健康な公共政策づくり
●健康を支援する環境づくり
●地域活動の強化
●個人技術の開発
●ヘルスサービスの方向転換

そこで、ふくりびの活動は、高齢者・障害者・療養中患者にとって、QOLを向上させる大事な要素であり、単に髪を切るといったことだけでなく、地域住民一人一人(大学の先生やお医者さんなどの専門家も、企業も、行政も、地域の主婦も、学生ボランティアもみんな)の得意を生かしてさらに活動を広げていますよ。 
というお話をしました。

今の日本に必要な地域保健活動とは何でしょう?
健康とは何でしょう。
WHOは、達成すべき高い健康を享受することは人種差別のないことと同様に、あらゆる人間にとっての基本的な権利の一つであることを認めている。ヘルスプロモーションは、このような重大な人権に基づいており、それは、QOL(生活や人生の質)の決定要因や精神的・霊的な(spiritual)状態を包含するポジティブ(積極的)で包括的な健康概念を提案である。

若い頃はファッションのお仕事をしていらっしゃった、ものすごくお洒落なおばあちゃんが、脳梗塞で下半身まひで車いす生活になった途端、お気に入りの美容室に行けなくなりました。

その美容室は入口に階段があり、店内は狭く、いつも忙しく、車いすで行くと迷惑がかかるからとどうしても、通いなれた美容室に行くことができません。
近所には他にお洒落な大きな美容室もありますが、若い子ばかりで、車いすで初めて来店するには勇気が要ります。
しかもおばあさんの子供たちは遠くで暮らしており、美容室に連れて行ってもらうためにわざわざ来てもらうわけにもいきません。
美容室に連れて行ってもらい、パーマをかけたり、カラーをしたりする間、介護保険ではヘルパーさんについていって待っていてもらうこともできません。
おばあさんは悲しくなって、だんだん伸びてくる白髪が気になり、人と会うことも、近所に車いすで買い物に出かけることも嫌になってきました。

だんだんと元気がなくなってきたおばあさんにケアマネージャーさんが「ふくりび」のチラシを見せました。
「訪問理美容っていうのがあるんですよ。お家に美容師さんに来てもらいませんか?」
そうしてうちのスタッフはおばあさんのご自宅にお伺いすることになりました。

今では暖かくお天気のいい日には、電話をくださり、サロンまで車いすでいらっしゃいます。
途中まで迎えに行ったりもします。
バリアフリーの店内でゆっくりとコーヒーを飲みながら、ファッション雑誌に目を通されながら
スタッフと「今年の春は若草色が流行るのね、カーディガンを買わなくちゃ」と会話がはずみます。
今の時期は、寒くて帰りに風邪をひいてしまうといけないので、ふくりびスタッフが訪問します。
おうちでお孫さんの写真を見せていただいたり、息子さんのお土産の紅茶をいただいたりします。

できなくなったことを数えたり、嘆いたり。
「お気に入りのフランス料理のレストランに行けなくなった、もうあの味は二度と食べられない」
―頼んでみれば、そのレストランが、ケータリングをしてくださるかも知れません。
―何人か集まれば貸し切りにして、車いすでもゆっくり食べられるかも知れません

まず最初に支援する側があきらめていませんか?
みんなで協力すれば、なんとかなる方法が必ずあるはず。

私たちは、あきらめたくありません。
介護や医療の現場の皆さんと一緒に、考え続けていきたいのです。
これから看護師になる皆さんにそれをお伝えしたくて、お話をさせていただきました。
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ありがとうございました、立派な看護師さんになったらふくりび活動手伝ってくださいね
(下心(笑)
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by fukuribi | 2010-01-30 11:35 | 実績のご紹介